W杯にこだわる大ベテラン岡崎慎司の意地「最後の最後までカタール目指したい」
「いまだにW杯にこだわっているのも、結果を出したという実感が全くないから。特にブラジルW杯ではあれしかできなくて、散々だったという後悔ばかりが残ってる。ロシアW杯にしても『もっとやれるはずやのに』という悔しさしかない」
飽くなき向上心には恐れ入るばかりだが、だからこそ岡崎は海外挑戦続行に強くこだわった。
「W杯に出て活躍したいなら、海外の選手としのぎを削ってないとダメだと過去3大会に出て痛感した。日本に帰るのは代表を降りることと同じ。自分は最後の最後までカタールを目指したい」
ロシアW杯以降はスペインのマラガやカルタヘナでプレー。2部クラブで2年を過ごすなど苦しい日々が続いた。昨季末にはカルタヘナと契約満了。ずっとフリー状態が続いたが、8月に入ってベルギー1部シントトロイデンと契約し、自らの意思を押し通した。
■自分はゴールを取らなきゃいけない
「(今季も)スペインでプレーすることを目標にしていたけど、オファーもない状況だった。そんな中で今のクラブは自分を求めてくれた。今、できることをやるしかないですね。実際、ベルギーは簡単じゃない。個の能力が強いと思ったらそうでもない時もあるし、ホントにバラバラ。そういう中で結果を出すのは難しいけど、自分はゴールを取らなきゃいけない。答えはシンプルですね」