大谷の来季プレーオフ進出を邪魔する“渋ちんオーナー” エ軍売却へ人件費ケチり補強望めず
米大リーグ公式サイトは日本時間27日、エ軍について「今オフの5つの疑問」と題した記事を掲載。球団の売却先や新オーナーのほか、2人が退任した打撃コーチの人選、補強などに関して、エンゼルス担当のレット・ボリンジャー記者が見解を示した。
同氏は今オフ、エ軍の補強ポイントに「先発、抑え、一塁、三塁、外野」を挙げ、「大谷を長期間、チームに確保するために、エンゼルスはロースターを改善するなど大幅な転換が必要だ」と訴えた。
■30億円でエース級先発やクローザー獲得は無理
大谷は18日に帰国した際、改めてポストシーズン進出の目標を口にしたが、チーム事情は厳しいと言わざるを得ない。
米移籍情報サイト「トレード・ルーモア」の試算によれば、来季のエ軍の年俸総額は今季同様、1億9000万ドル(約277億円)程度になるとしている。渋ちんとして知られるエ軍のアーティ・モレノ・オーナーは球団売却を控え、人件費を抑制する方針だという。
エ軍の現時点での年俸総額はすでに約247億円。残り30億円ではエース級の先発や計算できるクローザーを獲得するのは不可能だ。