金田久美子はまだ勝てる! スイング改造が功を奏し11年ぶりツアー2勝目
そのために金田は初優勝後もコーチの指導を受けてスイング改造に取り組んできたようだ。
勝った金田のスイングを見ると11年前とはだいぶ違う。ドライバーショットは左足寄りにボールを置き、頭はボールの後ろに構えている。
バックスイングで上体の前傾を保ったまま両肩を平らにひねっているので、トップの位置は以前よりだいぶ低くなっている。
そしてダウンスイングは左半身で引き下ろして、飛球方向に腰を押し込むようにして振り切っている。
昔はかなり高い位置から手を振り下ろしてきたが、今は下半身を飛球方向に押し込むようにしてインパクトゾーンを長くしている。腰痛や左足首のケガもあってフルスイングではないが、このスイングなら大きく崩れる不安要素が少なく、まだまだツアー競技を続けられそうだ。
20歳前後でプロテストに合格し、1、2年後にはツアー優勝することは昔は考えられなかった。それだけゴルフを始める年齢が早くなり、優れたコーチの指導を受けているからだといえる。