日本ハム新球場の規定違反騒動への正直な感想「たった3メートル、ゴチャゴチャ言いなさんな」
来年3月に開業する日本ハムの新本拠地球場、「エスコンフィールド北海道」に思わぬ問題が持ち上がった。本塁後方のファウルゾーンが、規定されたサイズに満たないことが、NPBと12球団による実行委員会で指摘されたのだ。
公認野球規則の「2.01」には、本塁から後方のフェンスまで「60フィート(18.288メートル)以上を必要とする」と明記されている。新球場のそれは15メートル。「3メートル以上も足りない」と、メディアでも大きく取り上げられているから、ご存じの読者も多いだろう。
日本ハムの確認ミスを責める声もあるが、メジャー30球団の球場でこの要件を満たしている球場はわずかに2つ。
メジャーの公式規則にも「60フィート以上」との規定があるものの、「必要とする」ではなく、「望ましい」「推奨される」との表現になっている。エスコンの設計を米国の会社が請け負ったことで、解釈の違いが生じたのが原因のようだ。
いずれにしろ、新球場の工事は95%超が完了しており、杓子定規に今からバックネットを3メートル下げろと求めるのではなく、規約を緩和する方が現実的ではないか。