セネガル守護神メンディは失業手当で生活も…FIFA世界最優秀GKの成り上がり人生
世界を代表する守護神が開催国に立ちはだかった。
セネガルのGKエドゥアール・メンディ(30)が再三のピンチをしのいで、チームに今大会初勝利をもたらした。
カタールに大会初得点を献上したものの、好セーブを連発。後半16分に軌道が読み難い無回転シュートを弾き返すと、同18分には2019年のAFCアジアカップ得点王でMVPのアリの強烈なミドルシュートをセーブするなど、好守でチームを盛り立てた。
アフリカを代表する守護神で、2021年のFIFA最優秀GKにまで上り詰めたメンディ。英プレミア・リーグの強豪チェルシーの正GKとして21年のチャンピオンズリーグ制覇に貢献するなど、着々と地位を築いているものの、これまでのサッカー人生は決して順風満帆ではなかった。
2011年に仏リーグのシェルブール(当時3部)でプロとしてのキャリアをスタートさせたが、わずか3年で解雇。その後1年間は所属先が決まらず、当時交際していたベリンダ夫人が第1子を身籠りながら、失業手当で暮らしていた時期もあったという。