Jリーグ“W杯イヤーの法則”で今大会後もビッグネーム大挙来日? モドリッチの移籍がウワサに
実際、W杯イヤーにビッグネームがJクラブ入りを果たすケースは少なくない。前回ロシア大会が行われた2018年には、スペインのMFイニエスタ(38)が下部組織時代から過ごしたスペイン・バルセロナを電撃退団し、神戸に移籍。同国エースFWトーレス(38)はロシアW杯で敗退後、鳥栖に移籍した。
遡れば、1994年アメリカW杯後にはドイツ代表DFブッフバルトが浦和に、ブラジル代表SBレオナルドが鹿島入り。98年フランス大会の直後にはブルガリア代表FWで、94年W杯得点王のストイチコフが柏に移籍した。
「イニエスタが神戸入りした際の年俸はJリーグ史上最高額となる33億円といわれました。これだけ破格の投資ができたのも、神戸の親会社である楽天からのバックアップはもちろん、DAZNマネーも大きい。17年にJリーグが動画配信サービスのDAZNと10年2100億円という莫大な放映権契約を結び、20年に12年2239億円という新契約を締結した。このDAZNマネーを原資にJ1クラブには年間3億5000万円の均等配分金が支給され、そのほかにさらに『理念強化配分金』として、優勝チームなどに3年間で最大15億5000万円が与えられる(20年度分から支給停止)。各クラブは選手獲得などで大きな投資ができるようになったのは確かです」(前出の専門誌記者)