WBC準々決勝イタリア戦 侍J“本当のキーマン”は栗山監督…一発勝負での継投策に不安あり
「こっからは違う戦いが始まると思っている。負けたら終わり。投手も野手も全員行きます」
16日の準々決勝・イタリア戦に向けて15日、栗山英樹監督(61)が記者会見でこう意気込んだ。
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大谷翔平(エンゼルス)を先発兼指名打者のリアル二刀流で起用。総力戦で決勝ラウンド進出を狙う。大谷の活躍が日本の命運を握るのはもちろんだが、ある球界OBは「真のキーマンは栗山監督です」とこう続ける。
「一発勝負の試合で最も大事なのは投手の継投です。いくら個々の選手の能力が高く、状態が良くとも、投手の交代機を見誤れば致命傷になる。1次ラウンドの4試合はあらかじめ先発と第二先発を『ニコイチ』として、ローテーションを組んでいたし、野手が1試合平均9得点と活発だったので難しい継投を強いられることはなかった。でも、準々決勝以降は過去の大会を振り返っても一進一退の展開になりがち。投手起用は場面や状況に応じて、臨機応変に対処しなければいけない。ますます栗山監督の采配が重要になります」