WBC準々決勝イタリア戦 侍J“本当のキーマン”は栗山監督…一発勝負での継投策に不安あり

公開日: 更新日:

■監督本人も継投下手を自覚?

 栗山監督は日本ハム監督時代、継投失敗で試合を落とすケースが少なくなかった。先発の見切りが早すぎたり、逆に遅すぎたりして、ファンの批判を浴びた。

 本人もその自覚があるのか、侍ジャパンの監督になってからはメディアでことさら、継投の重要性に言及。投手の登録人数をプラス1の15人にしたのも、1人でも多くの試合で使える投手を手札にもっておきたいからだ。

 3月上旬に出演したテレビのバラエティ番組でも、自虐的にこう言っていた。

「とにかく短期決戦の戦い方って、遅れない。手を打つことが遅れない。先に手を打てるかどうかということだと思うんですね。って言いながら遅れたら、本当にすいません(笑)。なにやってんだよ、ってツッコんでください」

 この日の会見では、前日練習後に一発勝負の戦いとなる先発を大谷に託したことについて「僕の感覚的なもの」としたうえで、「僕は甲子園に出れなかったが、日本の風物詩である甲子園、(同じトーナメント方式の)夏の大会というイメージで行くだけなんでこっちは。もう一回、みんな原点に帰って。誰が先発というより、全員で戦うというだけ」と話した。

 甲子園ばりの全員野球で勝ち切れるかどうかは、栗山監督の腕次第だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も