ヤクルト村上宗隆が狙うもう一つの「王貞治超え」 今季初打席初本塁打に他球団は戦々恐々

公開日: 更新日:

「あれを打たれたら、今季も攻めようがないよ」

 ライバル球団のスコアラーが早くも嘆息だ。

 広島との開幕戦の初回2死二塁。今季初打席で先制の2ランを放ったヤクルトの4番・村上宗隆(23)に、「広島バッテリーは果敢に内角を突いた。それも、長打と紙一重の高めを初球から3球続けた。間違いではないと思う。村上を抑えるには内角高めを怖がらずに使うしかない。そうやって胸元を意識させたにもかかわらず、4球目の外角低めのカーブに踏み込まれ、バックスクリーン左に叩き込まれた。今年もいきなり頭が痛いよ」と言うのである。

 日本の4番として臨んだWBCでは、地獄と天国を見た。不振を極め、5番に降格。準決勝のメキシコ戦でサヨナラ打、米国との決勝戦で特大の同点弾を放ち、最後の最後で蘇った。「苦しんでつかんだWBC制覇の経験で、一段と凄みが増した感じがする」と言う前出のスコアラーは、「当たり前だが、中途半端な攻めではやられるだけ。厳しいコースを徹底的に突いて、歩かせてもOKという割り切りも必要だな」と警戒を強める。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  3. 3

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    西武・鳥越裕介ヘッドコーチ「厳しく指導?僕は基本、怒らないんですよ。ただ…」

  1. 6

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  2. 7

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 8

    兵庫県・斎藤知事パラハラ認定にも無敵の“居座り” 「公務多忙」理由に第三者委報告書にコメントしない厚顔

  4. 9

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  5. 10

    復権狙う自民旧安倍派にトドメ!「10万円商品券」配布問題でチルドレンが石破首相に“助け船”の爆弾証言