オーガスタの「13番パー5」が当初計画より15ヤードも短くなったのはナゼ?

公開日: 更新日:

 ジョーンズの意図を踏襲するために改造を行ったのだが、それにしては中途半端な気がしてならない。

■背景に2026年ルール改正

 その答えは、どうやらUSGAとR&Aが進めるボールの飛距離を制限するルール改正への布石のようだ。

 26年から「モデル・ローカル・ルール」を作って、これまでより飛ばないボールをメジャー大会で使用することを発表している。このボールによって約15ヤードほど飛距離が抑えられるという。この15ヤードと今回の35ヤード延長を合わせると、オーガスタが当初計画した50ヤードとピッタリ合う。

 メジャーが開催されている古い名門コースでは、距離を延ばそうとしても、物理的、資金的にできない。

 しかし資金潤沢なオーガスタ・ナショナルは、今回の改造に関して、隣のオーガスタカントリークラブの土地を2500万ドル(約33億2500万円)で買収したと伝えられている。そればかりでなく、同CCのレイアウト変更や公道迂回など、買収費の倍近くかかったとされている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  2. 2

    離職後、定年後は何をしたい? 第2位「まだ考えていない」…では第1位は?

  3. 3

    悠仁さま「進学に向けた勉学の大切な時期」でも続く秋篠宮家と宮内庁の軋轢

  4. 4

    旧ジャニーズ自社タレントの誹謗中傷に通報窓口設置も…「当事者の会」見て見ぬふりの“二枚舌”

  5. 5

    もはや任意じゃなくて強制…12月2日のマイナ保険証一本化に向けて強まる国民への包囲網

  1. 6

    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

  2. 7

    厚労省が職員9万人を対象に「マイナ保険証アンケート」の愚策…エグすぎる質問事項の“大きなお世話”

  3. 8

    “終わった説”から大逆襲!巨人・菅野智之「最後の全盛期」を手繰り寄せる意外な要因とは

  4. 9

    機内食の猛クレームで通路で土下座をさせられました

  5. 10

    初V京都国際の《正体》と《左腕王国の秘密》…野球部“以外”の男子生徒わずか12人