日本ハム弱体化の要因は「ノンテンダー」にあらず? 21年オフ放出3選手は新天地で苦戦

公開日: 更新日:

 日本ハムは球団の特徴として、有望な若手を起用するためなら、ピークに達しつつある中堅やベテランを放出してでも席をあける。そうやってチームの活発な新陳代謝を繰り返すことで、06年からの11年間でリーグ優勝5回、Aクラス9回とコンスタントに勝ってきた。

 球団経営の指針に則った判断だったとはいえ、仮に西川や太田、秋吉などがいなくなったために現在の弱体化が起きているのであれば、3人は他球団で第一線を張っていなければおかしい。しかし3人は揃って新天地での苦戦が続いている。

 西川は昨季108試合で打率.218、7本塁打。今季は1試合の出場にとどまっている。大田は昨季62試合で打率.278と一定の存在感を示したが、今季は7試合で打率.077。秋吉は独立リーグを経て昨季途中にソフトバンク入団も、登板は2試合だけ。昨オフに戦力外となり、現在は独立リーグの千葉県民球団で選手兼投手コーチだ。

 チームの弱体化が必ずしもベテラン放出ではないとしたら……本当の原因は何か。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…