日本ハム負けが込み 新球場へのアクセス批判が減る皮肉…日曜日なのに空席が約4割も
日本ハムが総額600億円をつぎ込んだ「世界一のボールパーク」は早くも空席が目立っている。16日の西武戦に大敗し、ここまで4勝10敗。この日は日曜日にもかかわらず、収容人数3万5000人に対して2万1725人しか入らなかったのだ。
開幕戦を含む楽天との3連戦の観客数は、当初のモノ珍しさもあってか3万1092人、3万637人、3万775人と大台を突破した。しかし、ズルズルと負けが込むと、2週間ぶりに行われたホームでのこの3連戦は週末にもかかわらず、3日間とも3万人を割った(14日から順に2万6602人、2万3269人)。14日は来場者全員にオリジナルアウターがプレゼントされるメガイベントデーだったのに、だ。
しかし、観客が減ったことで思わぬ“副産物”もあったようだ。開幕直後、北広島市にある新球場は交通便の悪さが大きな話題になった。客がシャトルバスに乗るために1時間半以上待たされたり、約2キロ離れた最寄り駅の電車に乗るまで2時間かかったなどという例は枚挙にいとまがなかった。ネット上では球団の運営体制に批判が続出した。
ところが、今カードで現地観戦したファンからはこんな声が上がっている。「バスであまり並ばなかった」「帰りの電車は混んでいなかった」「行きも帰りもノーストレスだった」。ファン離れによって、批判が減っているとすれば皮肉と言うしかない。