神谷そらデビュー8戦目で初V 平均飛距離261ヤードの飛ばし屋にプロコーチ陣が虎視眈々

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【フジサンケイレディス】最終日

「強風が吹かなかったのは幸運でしたが、神谷は思い切りのいいスイングで飛距離が出ますね」

 こう言うのは、会場の川奈をよく知る石井明義プロだ。

 167センチ、60キロの神谷は18日に20歳になったばかり。昨年11月のプロテストにトップ合格した期待のルーキーだが、今季は7試合で4試合に予選落ち。そんなプロ1年生がツアー屈指の難コースで初優勝を遂げたのだから周囲はビックリだ。

 ビックリといえば神谷の飛距離だ。打ち上げの18番パー4は395ヤード。この日の第2打は138ヤードだから、ここでも260ヤード近く飛んでいた。

「(第2打は)ピッチング(PW)で打ちたかったが、届かないと思って9番で軽く打った」(神谷)コントロールショットはグリーンをキャリーでオーバーした。

「クラブやボールがよくなったとはいえ、18番の第2打をPWで打てる女子プロが出てきましたか……。神谷は最近の女子プロには珍しく、テークバックが大きい。ドライバーのヘッドが左太ももに届くほど上半身をひねり、インパクトのときに両足を伸び上がらせることで飛距離を出している。少し癖のあるスイングですが、今は修正せずに飛距離を生かしたプレーを続けるべきです」(石井明義プロ)

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