【god correspondence】現地メディアで「神対応」と称された大谷とファンのやり取り
大谷翔平の神対応(god correspondence)を示すエピソードを一つ。“correspondence”は「対応」「(手紙や心の)やりとり」「通信」「交流」といった意味で、“correspondent”は特派員のことを指す。
昨年7月13日(米国時間)の本拠地アナハイムでのアストロズ戦、3-1と2点リードで迎えた六回裏の出来事だ。ネクストバッターズサークルに進んだ大谷に、ネット裏の最前列に座っていた高齢男性が数メートル先の大谷に声をかけた。
隣には美しい女性が座っている。その彼女を指さしながら、「How about my daughter?(どうだい、うちの娘は?)」と言ったようだ。
ここで、大谷が「らしい」反応を見せた。試合中にもかかわらず、その父娘2人に向かって、バットを抱えたまま満面の笑みをたたえ、無言でうなずいてみせたのだ。娘さんは恥ずかしそうに赤くなっていた。
見ていたアナウンサーはとっさに、大谷のサービス精神を「god correspondence」と表現した。