著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

【god correspondence】現地メディアで「神対応」と称された大谷とファンのやり取り

公開日: 更新日:

 大谷翔平の神対応(god correspondence)を示すエピソードを一つ。“correspondence”は「対応」「(手紙や心の)やりとり」「通信」「交流」といった意味で、“correspondent”は特派員のことを指す。

 昨年7月13日(米国時間)の本拠地アナハイムでのアストロズ戦、3-1と2点リードで迎えた六回裏の出来事だ。ネクストバッターズサークルに進んだ大谷に、ネット裏の最前列に座っていた高齢男性が数メートル先の大谷に声をかけた。

 隣には美しい女性が座っている。その彼女を指さしながら、「How about my daughter?(どうだい、うちの娘は?)」と言ったようだ。

 ここで、大谷が「らしい」反応を見せた。試合中にもかかわらず、その父娘2人に向かって、バットを抱えたまま満面の笑みをたたえ、無言でうなずいてみせたのだ。娘さんは恥ずかしそうに赤くなっていた。

 見ていたアナウンサーはとっさに、大谷のサービス精神を「god correspondence」と表現した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された