西武・山川穂高の近況と“復帰プラン”…日刊ゲンダイ記者は見た「若手の熱血指導現場」、ゲッソリはしていない?

公開日: 更新日:

「起訴、不起訴にかかわらず、解雇を考えるべき」──。

 21日、埼玉・所沢市内で行われた親会社・西武ホールディングス(HD)の株主総会では、強制性交等の疑いで書類送検され、事実上の無期限謹慎となっている西武・山川穂高(31)に対して、株主から厳しい意見が出た。

■株主から解雇要求も飛び出す

 山川に関する質問が出たのは、ホテルと鉄道に関する質疑応答を終えた直後だった。男性株主が「現在、世間を騒がしている山川選手のことですが」と、こう続けた。

「私から見れば超有名になったおごりという面も出たと思うんですけど、西武球団というのは今まで、特に規律が厳しくクリーンというイメージで世間は見ている。起訴、不起訴にかかわらず、解雇を考えてもいいのでは」

 質問に応じた奥村球団社長は平身低頭で謝罪し、こう回答した。

「山川選手は知人女性に行った行為について検察庁に書類送検され、現在は検察庁の判断を待っている状況です。今後の対応につきましては検察庁の判断および、関係各所のご意見もお伺いいたしまして、適切に対処いたしてまいります。当球団としては今回の事態を重く受け止め、信頼回復に向けて改めて全選手対象に教育指導を行ってまいります」

 別の男性株主からは、「山川さんはいつ復帰するのか。今、所沢で練習されているんですかね?10キロやせたとか、体調面も心配。最近、(最下位の)チームは2点くらいしか取れずつまらないので、早く復帰してほしい」という意見も出たが、奥村社長は「コンディション調整など総合的に判断して登録を抹消しており、三軍で練習を行っております。検察庁の判断および関係各所のご意見を伺い適切に対処してまいります」と重ねて答えた。

日刊ゲンダイ記者が所沢のファーム施設を訪れると

 現在は三軍で調整中という山川。先日、日刊ゲンダイ記者が所沢のファーム施設を訪ねると、室内練習場で汗を流す大砲の姿があった。

 室内練習場は通常、ファンが選手の練習風景を見学できるようになっているが、シャッターが開いて山川の様子が確認できる日もあれば、シャッターを閉め切っている日もある。

 たまたまシャッターが半開きになっていた日、山川は黒のTシャツにユニホームのパンツ姿で自身の練習の合間に10分ほど、後輩に打撃指導をしていた。

 打撃コーチさながら、足の上げ方などを手取り足取りレクチャー。バットを手にスイングを実演する光景も見られた。

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