ヤンキース完全試合ヘルマンは何でもアリな“お騒がせ男”…DVに引退騒動、粘着物質問題まで

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「わずかな人しか達成していない偉業。生涯の思い出になるだろう」

 試合後、興奮冷めやらないといった表情でこう言ったのはヤンキースの右腕、ドミンゴ・ヘルマン(30)。日本時間29日、オークランドのアスレチックス戦で完全試合を達成。メジャーでは2012年にヘルナンデス(マリナーズ)が達成して以来、11年ぶりの快挙だった。

 ドミニカ共和国出身。14年にマーリンズからトレードでヤンキースへ。19年にチーム最多の18勝(4敗)をマークするも、同年9月にDV容疑で81試合の出場停止処分を科された。事実婚状態だった恋人に暴力を振るったという。

 翌20年はコロナで短縮シーズンのため全休。7月に自身のインスタグラムに「僕は野球から離れます。みなさん、ありがとう」と投稿して騒ぎになるも、翌日に「野球は僕の命」と撤回して謝罪している。

 ストレートの平均球速は約150キロ。これにツーシーム、チェンジアップ、カーブを交える技巧派右腕だ。

 今年5月16日の試合では粘着物質を使用した疑いで退場に。10試合の出場停止処分を受けた。それまで5月の4試合で防御率1.64と好投していたのは、粘着物質のおかげとみられても仕方がない。

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