(4)イップスを治してやろう
「まあ、いいでしょう。八百万の神様っていうくらいだから、イップスの神様くらいいてもおかしくはない」
慎吾は、指で頬をつねってみた。夢なら、痛さで覚めるからだ。しかし、痛いが、覚めない。夢ではないのか。
「お前、パットイップスだな。治してやろうか? 明日、大事な客とゴ…
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