オリオールズ藤浪晋太郎 新天地で初球被弾ほろ苦デビューも…移籍にメリットしかない理由

公開日: 更新日:

 同コーチはメカニックの改良にも長けており、制球難を克服した投手も少なくない。セットアッパー右腕のカノ(1勝1敗、防御率1.53、6四球)はスリークオーター気味にやや腕を下げて制球が安定。制球力を示す指標のK/BB(奪三振と四球の比率=3.50以上でエリート級)は22年の1.31から今季は6.83と劇的に改善した。リーグトップの26セーブをマークする守護神バティスタ(5勝1敗、防御率0.96)も、3.83から4.79と、制球力を増している。

 藤浪は阪神時代から“ノーコン病”を患っていたが、渡米1年目の今季は、6月20日以降、11試合連続無四球を継続中。制球難に改善の兆しが見られる。

 ポストシーズンに出場した上に、名伯楽のサポートによってさらに制球に磨きがかかれば、今回の移籍はメリットしかない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭