巨人ドラ1浅野翔吾のプロ1号弾で逆転勝利も…「2位狙い」は今後もエース戸郷頼みに
セ・リーグ4位の巨人が18日、鬼門で逆転勝ちを収めた。
現実的なターゲットは、試合前まで4.5ゲーム差の2位・広島だ。しかし対戦成績は6勝12敗、敵地マツダスタジアムで2勝8敗。負ければ対広島のシーズン負け越しが決まる天敵との一戦で、今季10勝3敗のエース戸郷翔征(23)が「一番大事な金曜日を任された。必ず勝てるように」と、ローテを変更して先発のマウンドに上がっていた。さるチーム関係者がこう言った。
「巨人が3位で2位が広島なら、CSファーストステージはマツダが舞台。天敵・広島と苦手球場を克服する必要があるので、最多勝を狙う戸郷を投入した。チームの苦手意識を払拭したうえで、2位を狙うためです。戸郷は今季の広島戦1試合で防御率1.29と相性も悪くなかった」
三回の守備で左翼・秋広と中堅・ブリンソンが衝突して落球(記録は秋広の失策)。戸郷は守備に足を引っ張られる形で失点し、6回3失点(自責1)で降板となった。
巨人は五回に高卒ドラ1ルーキー浅野翔吾がプロ初本塁打。八回に同点、九回に勝ち越しに成功した。エースに勝ち星はつかなかったものの、広島とは3.5ゲーム差。今後も「2位狙い」は戸郷頼みになりそうだ。