日大大麻事件の事態を深刻化…“ヤメ検”澤田副学長と「危機管理学部」の存在が裏目に
「見つかった薬物が『大麻かもしれない』と認識しながら警察に通報せず、手元に保管しておくというのは、元検事の澤田副学長じゃなければ思いつかない発想です。普通の教育者だったら、すぐに警察に通報します。危機管理学部の卒業生である現役警察官や警察OBの教員から情報収集していたのでしょうが、警察も出身者が多い日大に遠慮があり、なかなか強制捜査に踏み切れなかったのかもしれません。どう対応したらいいか分からない大学側はヤメ検の澤田副学長に頼り切りで、すべて指示に従っていたのではないか。副学長も何とか一人で薬物疑惑を処理できると思い込んでいたのかもしれません」
最初から警察に捜査を任せていれば、組織ぐるみの隠蔽工作は疑われなかったはず。それができない事情でもあったのか。