【ボートレース】女子王国福岡シリーズ(1)人気トップ女子レーサー大山千広選手の魅力と泣きどころ
14年にボートレース養成所に入所。15年5月に2世レーサーとしてデビューした。
初めの1年間はFが先行し勝てない日々が続いたが、翌年の5月1日若松1Rで終止符を打った。母の博美がインコース。千広は4コースの親子対決は、千広が豪快にまくり128走目でうれしい水神祭(プロ初勝利)。母を破っての勝利は、一生の思い出に残るレースとなった。
そして3年目の18年に13優出3Vをマークし新人王に輝き、続く19年の蒲郡「第33回レディースチャンピオン」でGⅠ初制覇を飾った。
翌年の20年も年間5Vと大活躍。実力も着実にアップし、順風満帆かに見えたが、その後は毎期Fに悩まされ、21年前期と22年後期はF2。さらに昨年は10月24日の丸亀12Rで落水。後続艇に突っ込まれ仙骨、恥骨、座骨を骨折する大ケガを負った。
驚異的な回復力で4カ月後の今年2月の蒲郡GⅡ「第7回レディースオールスター」で復帰。いきなり優出(6着)する快走を見せた。
さらに期末の4月には4優出2Vの大暴れ。出走回数不足のため今期はA2に落ちているが、今年の賞金は2114万円(9月25日現在)で21位と着実に順位はアップしている。
次の目標は11月の三国GⅡ「第10回レディースチャレンジカップ」(10月末までの女子賞金上位20人)。その先の多摩川「クイーンズクライマックス」の出場を見据え集中力は切らさない。後半戦の追い込みは見ものだ。