投打の注目高校生2人 広陵・真鍋慧と沖縄尚学・東恩納蒼が指名漏れした「然るべき理由」
4位までの指名を見届けるや、会見場から席を立った。
高校通算62本塁打の広陵・真鍋慧である。
【写真】この記事の関連写真を見る(33枚)
かねてプロ志向が強かった真鍋は、4位以下で指名された場合、大学進学の意向を固めていたが、あえなく指名漏れ。中井監督は、「ショックを受けていた」と、明かした。
もっとも、真鍋は夏の甲子園でもノーアーチに終わり、U18日本代表も落選。プロも、3位以上で指名するにはリスクが大きいと判断した。
こうした順位縛りはよくある。あるセ球団スカウトは、「数年前には、5位以下だと社会人という縛りがあった高校生投手を獲得しました。逆に、たとえば社会人の名門チームの選手は、その後の関係性もあるので、少なくとも4位までに指名する、というような暗黙のルールがあります」