競合必至といわれた大学生最速158km左腕・細野晴希(東洋大)が「外れ外れ1位」だったワケ
「東都の神7」といわれたドラフト1位候補7投手の中でも、最速158kmの球速とポテンシャルはナンバーワンといわれた東洋大の左腕・細野晴希(21)はしかし、最初の1位指名で名前は呼ばれなかった。外れ1位でも声はかからず、2度の抽選を外した日本ハムから「外れ外れ1位」でようやく指名を受けた。
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今年4月、春のリーグ戦の最中にネット裏の関東担当スカウトはこう言っていた。
「馬力はスゴイ。左腕で155kmを投げれば、普通はそれだけでSランクの評価です。問題は制球力。自慢の速球を制御できずに、高めに浮く。プロに行ってから、フォアボールを出して自滅なんてことでは困るのです」
そんな細野が一気にメディアの注目を集めたのが、8月28日のU18日本代表と大学日本代表の壮行試合。1回を投げ無失点2奪三振で、自己最速を3km更新する158kmをマークするなど圧巻の投球を見せた。