投打の注目高校生2人 広陵・真鍋慧と沖縄尚学・東恩納蒼が指名漏れした「然るべき理由」
真鍋はかねて、東京六大学など多くの大学から誘いを受けていた。プロ志望届を出したのは、あくまで本人がプロ入りしたい気持ちが強かったからだが、今後は改めて4年後のプロ入りを目指す。
■DeNA1位の度会隆輝も横浜高時代に指名漏れ経験
ドラフト直前に大学進学から一転、プロ志望届を出したのが沖縄尚学の東恩納蒼だ。
U18日本代表にも選出された右腕は、東都リーグ所属の大学への進学が内定していた。が、U18大会後にプロ入りへ方針転換。これも真鍋と同様、本人のプロ志向が強かったからだ。
しかし東恩納も、プロの評価は芳しくなかった。
「投球は力で押すというより交わす投球が多いんです。平均球速が140キロ前半で、体も小さい(172センチ、70キロ)。伸びしろの点でどうか、というのはあります」(パ球団スカウト)
指名漏れといえば、3球団強豪の末にDeNAが1位指名した度会隆輝(21=ENEOS)も横浜高時代に経験。悔しさを胸に、ENEOSでの3年間で心技体に磨きをかけた。
投打の注目高校生2人は数年後、プロを見返すくらいの成長を遂げられるか。