炭谷銀仁朗復帰でも西武に足りないもの…「山賊打線」から守り勝つ「自衛隊」にシフトの課題
今季、主に中堅を守ったのは17年ドラ2の西川と19年ドラ8の岸。今季、打率.227でプロ初本塁打をマークした西川は潜在的な長打力を評価されているものの、花咲徳栄時代に大胸筋を断裂した影響で、送球に難を抱えている。岸は強肩が自慢だが、打率.209はいくらなんでも物足りない。
「西武は19年オフに中堅のレギュラーだった秋山がメジャー移籍。以降は秋山の穴が一向に埋まらず、そうこうしているうちに右翼と左翼もレギュラー不在という状況になった。とにかく外野守備の要である中堅を固定するのが先決だが、西川らが覚醒しない限り、来季も西武恒例の『外野定位置争い』となりそうです」(球団OB)
守って勝ちたくとも課題は多い。