西武・髙橋光成のメジャー挑戦は封印…渡辺GMが「優勝して送り出す」ための最重要課題
ポスティングシステムによるメジャー挑戦を訴えていた西武・髙橋光成(26)が白旗だ。
7日、代理人を交えて球団側と話し合ったものの、チームは5位に低迷したうえ、球団が求める成績を残せなかったこともあり、メジャー挑戦はいったん封印することに。
「このチームで優勝したいですし、その気持ちが強くなってきた。しっかり準備をしたい」とは本人だ。
渡辺GMは「気持ちは理解できるけど、しっかりと成績を残して優勝して、みんなが行ってこいという雰囲気で送り出せるのが一番」と言っているが、西武がリーグ優勝したのは4年前の2019年。以降の4年間は3位、6位、3位、5位と振るわない。
課題は一にも二にも攻撃陣だろう。今季の総得点435、本塁打90はリーグワーストだ。
そこへいくとチーム防御率2.93は、優勝したオリックスに次ぐ同2位。今ドラフトでは1位で武内夏暉(国学院大)、2位で上田大河(大商大)と即戦力投手を指名。少ない得点を看板の投手陣で守り抜く方針なのだろうが、なにしろ今季、首位オリックスとのゲーム差は22.5。投打のバランスが取れて3連覇中のチームを倒して優勝するのはいったい、いつになるのやら……。