山本由伸に「300億円超」マネーゲームの重圧…「全30球団OK」で条件吊り上がり争奪戦過熱
米FA市場の目玉右腕が移籍先選びに柔軟な姿勢を示している。
オリックスからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す山本由伸(25)のことだ。代理人を務めるジョエル・ウルフ氏は日本時間22日、公示後に10球団を超える球団から問い合わせがあったと明かし、「この仕事を長い間やっているが、これほど多くの球団が興味を持ったのを見たことがない」と沢村賞右腕への関心の高さを口にした。
同氏によれば、山本は「(東西などの)地理的な希望はなく、日本選手と同じチームでプレーすればプラスになると考えている」と「全30球団ОK」としているという。
大谷翔平(29=エンゼルスからFA)と並ぶ今オフの移籍市場の主役の一人である山本を巡っては、ヤンキース、レッドソックス、ドジャース、メッツといった資金力豊富な球団が関心を持っている。米メディアの予想では史上まれに見る大争奪戦となり、総額300億円規模の契約が見込まれている。
そんな中、ウルフ氏が全30球団との交渉を受け入れる姿勢をアピールしたのは、より多くの球団をマネーゲームに参加させることによって、さらなる条件のつり上げをもくろんでいるともっぱら。ウルフ氏は3億ドル(約447億円)を見込んでいるとする米メディアもある。
「日本が生んだ最高の投手」(ウルフ氏)である山本の市場価値に比例するように期待値も高まるばかりだが、その分、結果を残せなかった時の反動はデカい。