大谷翔平の突き抜けた“勝ちたい欲”がはらむ落とし穴…山本由伸「獲得して」進言も超異例
出ていくどころか放出も
11年連続でプレーオフに駒を進めているドジャースがこの先、大谷のチームにしたがゆえにつまずくかもしれない。そうなったら大谷中心の体制にしたオーナーや編成本部長が責任を取る、あるいは取らされるようなことはあるのか。結果として大谷が契約を破棄するような事態になるのか。
「それはないでしょう。フリードマン編成本部長はレイズ時代から結果を出し続けてきた優秀な人物です。仮に数年後、大谷のチームにしたために結果が出なくなるようなら、年俸の大半を負担してでも大谷を放出、チームを立て直すでしょう。大谷には全球団に対するトレード拒否権がありますけど、本人がクビを縦に振ればその限りではありませんから。今年7月にはサイ・ヤング賞を3度受賞したシャーザーが、拒否権があるにもかかわらずメッツからレンジャーズにトレードされた。メッツは年俸の半分以上を負担してもシャーザーを放出、プロスペクトを獲得するのが得策とソロバンをはじいたのです」
体制が変わったら出ていくどころか、それ以前にチームの成績次第で現体制から見切りをつけられることもあり得るというのだ。