前田健太のタイガース36億円大型契約に救われた…巨人が諦めない「2年後アタック」と「メジャー帰り」の肩書
タイガースは日本時間29日、前田健太(35=ツインズFA)と2年総額2400万ドル(約36億円)で正式に契約したと発表した。1年目の2024年は1400万ドル(約21億円)、2年目の25年は1000万ドル(約15億円)。オプトアウトなどは付帯しない。
すでに35歳だが、メジャー8年間で65勝49敗、防御率3.92の実績が買われた。前田は自身のインスタグラムで「1番最初にオファーをくれたのがタイガース。その気持ちがうれしく選ばせていただいた」とコメントした。
球界関係者がこう言った。
「メジャー球団のオファーがもっと小規模だったら、今オフの広島復帰が濃厚だった。今季セ2位と躍進した来季の切り札にと、新井監督も期待を寄せていた。逆に4位に終わった巨人は、マエケンの復帰を警戒していただけに、さぞ喜んでいるでしょうけど……」
巨人は原前監督の時代から「メジャー帰り」という肩書に弱い。
筒香(ジャイアンツ傘下3AからFA)には数年にわたり、積極攻勢をかけ続けている。レンジャーズのマイナーから帰国する際、ソフトバンクを選んだ有原のことも調査した。投手が補強ポイントの巨人にとって日米通算200勝まであと38勝としている前田は誰よりも欲しい投手である。