ドジャース大谷翔平「年俸の97%後払い」は美談か…ぜいたく税回避の抜け道で他球団マネ必至
ドジャースは12月14日(日本時間)、大谷の入団会見を同15日午前8時から本拠地ドジャースタジアムで行うと発表した。
15日の日刊ゲンダイで速報をお伝えします。
■何より「ヒリヒリした9月」
「カネだけを求めているわけではない」「ただ勝ちたい」「自己犠牲」──。
日米両メディアは美辞麗句を並べている。ドジャース入りが決まった大谷翔平(29)の年俸のもらい方に関してだ。
複数の米メディアによれば、大谷がドジャースと結んだ総額7億ドル(約1015億円)契約のうち、約97%の6億8000万ドル(約986億円)は10年契約終了後の2034~43年の後払いになるという。契約期間内の年俸は、残る3%である2000万ドルの10分の1、つまり200万ドル(約2億9000万円)に過ぎない。
年俸の後払いは、ぜいたく税を考慮した大谷が自分から言い出したことらしい。
メジャーにはチームの年俸総額が一定額を超えると罰金が科される。なので自分の給料でチームの総年俸を圧迫したくない。本来、自分に払う分のカネは戦力補強に回してほしい。大谷はなにより「ヒリヒリした9月を過ごしたい」のだ。