井上尚弥10回KOで史上2人目2階級4団体統一 モンスターに伸びるサウジ“スポーツ支配”の魔の手
すでに2029年の中東初となるアジア冬季競技大会の開催が決まっており、34年のサッカーW杯招致も決定的。サウジ政府系ファンドが支援するLIVゴルフも、高額の賞金が話題になった。今季は14大会が行われ、賞金総額は約500億円に上る。さらにビデオゲームによる対戦を競技化したeスポーツの旗振り役にも色気を持ち、今年10月にはeスポーツ初のW杯を来年夏に開催すると発表。首都リヤドに総額700億円以上を投じた「eスポーツ地区」建設にも着手している。
ボクシングにも力を入れ始め、立て続けにビッグマッチを誘致。来年2月にはタイソン・フューリーとオレクサンドル・ウシクによるヘビー級4団体統一戦が予定されており、ファイトマネーは15年のメイウェザーvsパッキャオの総額400億円を上回る、総額500億円だという。
スポーツ支配を進めるサウジに目をつけられたということは、それだけ井上が世界的な注目を集めている証しでもある。彼らの誘いに乗れば、莫大なオイルマネーの恩恵に浴しそうだが……。