2023年ドラフトで複数球団が大阪桐蔭・前田悠伍から手を引いた真相

公開日: 更新日:

 ソフトバンクドラフト1位で入団する大阪桐蔭の前田悠伍(3年)。実績は申し分ない。

 甲子園には2年春夏、3年春の3度出場。昨春のセンバツでは、2年生ながらエース格として、チームを優勝に導いた。

 苦い思い出は今春のセンバツだ。

 準決勝の報徳学園戦で1点リードの七回途中から登板したものの3失点。逆転負けを喫し、表舞台から姿を消した。6月にバンテリンドームで行われた享栄との招待試合にも登板しなかったことで「故障説」も流れた。某球団のスカウトがこう解説する。

「左肘の肉離れでした。センバツ時から肘に違和感があったそうで、敗れた準決勝で先発しなかったのも、その後の春の大会でベンチ入りしなかったのも、名古屋での招待試合で登板しなかったのも、夏の大阪大会で1試合しか投げないまま決勝まで勝ち上がったのも、全て肘の不安が消えなかったからです。ギリギリまで引っ張った上で先発した大阪大会決勝の履正社戦は、実戦不足、調整不足で8回3失点と本来の力を発揮できませんでした」

 さすがだったのは、その後だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ系の冬ドラマ「警察もの」2本はありえないお話しすぎてズッコケの連続

  2. 2

    バド渡辺勇大は代表辞退、英の五輪メダリストもアダルトサイトで副収入…世界で共通するアスリートの金銭苦

  3. 3

    元女子アナ青木歌音がTKO木下と「ホテルに連行」事件を巡り対立も…もう一人の"性加害"芸人もヒント拡散で戦々恐々

  4. 4

    旧統一教会信者が都議選に大量出馬情報…自民党に捨てられ、解散命令カウントダウンで断末魔

  5. 5

    「コネ入社は?」にタジタジ…10時間半会見で注目浴びた遠藤龍之介フジ副会長が、社長時代の発言を掘り返される

  1. 6

    TKO木下隆行"元女子アナに性奉仕強制疑惑"で絶体絶命…釈明動画も"ウソつきイメージ"がアダに…

  2. 7

    キムタクがガーシーの“アテンド美女”に手を付けなかったワケ…犬の散歩が日課で不倫とは無縁の日々

  3. 8

    今年のロッテは期待大!“自己チュー” 佐々木朗希が去って《ようやくチームがひとつに》の声

  4. 9

    SNSで話題「コンクリートの建物は造れなくなる」が現実に? コスト大幅増で相見積もりにNO

  5. 10

    生島ヒロシが“一発アウト”なら「パーソナリティー一斉退場」の声も…“不適切画像”送信降板とTBSラジオの現状