ドジャース大谷いよいよ膨れ上がる期待とノルマ…投げない分、打って走れ!と首脳陣が期待
手術明けの今季は打者に専念するドジャース大谷翔平(29)。
投球練習がない分、自主トレから下半身をいじめ抜き、キャンプでは走塁練習に重点を置いて取り組んでいる。走塁に対する球団からの期待は大きい。(【前編】からつづく)
◇ ◇ ◇
打つ方は極めて順調だろう。
フリー打撃では打球の約半数がサク越え。それも飛距離140~150メートルだから、首脳陣が目を白黒させて当然。日本時間20日にはライブBPと呼ばれる実戦形式の打撃練習で、右腕のファイアライゼンから125メートルの一発を中堅右にライナーでたたき込んだ。
ドジャースの首脳陣は大谷の打撃を見て、こんなふうに話しているという。
「彼は下半身のパワーを使って、打球を遠くに飛ばしている。打つときに地面を強く蹴り、そのパワーを足から腰、そして腕へと順を追って伝えている。そのほとんどを芯でとらえているのは、バットがボールに対して最短距離で出ていることが大きいが、それだけではない。下半身がどっしりと安定しているがゆえにバットの軌道はブレないし、正確にボールをヒットしているのだと思う」