ドジャース山本由伸が悪戦苦闘するMLB公式球…過去の事例で心配な日本人投手渡米初年の故障リスク

公開日: 更新日:

 しょせんは、オープン戦だ。

 結果そのものを気にする必要はないし、打たれたら修正すればいい。オープン戦はそのための期間でもある。問題は修正したくてもできないケースだろう。

 日本時間14日のマリナーズ戦で4回3分の2を投げ、8安打4失点と打ち込まれた山本由伸(25=ドジャース)のことだ。

 オープン戦は3試合、計9回3分の2を投げて15安打9失点、防御率8.38とピリッとしなかった。修正するどころか、3回を6安打5失点だった7日のホワイトソックス戦に続き、2試合連続で打ち込まれたのだ。

「コースが甘く、低めに投げ切れなかった。オープン戦は良くなかったけど、試合感覚は出てきている。来週につなげたい」

 登板後の山本はこう振り返ったが、制球には絶対の自信をもっている右腕が、コースも高さも思うようなところに投げられなかった。たまたま修正できなかったのか。

 元日本人メジャーリーガーによれば、キャンプからオープン戦、開幕にかけて、日本人投手にとって負担になるのがメジャー公認球だという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  3. 8
    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

  4. 9
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 10
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと