ドジャース大谷、DH専念だからこそ求められる「クレイジーな成績」【米紙番記者が明かす連続MVP選出の条件】
65本塁打は、昨季までタイトル争いのライバルだったヤンキース・ジャッジの62本(ア・リーグ記録)を上回ることになる。
「65本塁打、打率.340というのは明確な意図があるわけではなく、私が思いついた数字に過ぎません。要するにそれだけハードルが高いということです。打つことだけでMVPを受賞するには、攻撃のすべての面で過去3シーズンを上回る必要があるということです」
大谷は来季からの二刀流復帰を目指している。昨季、日本人初の本塁打王のタイトルを手にしたが、日本人初のサイ・ヤング賞受賞は可能なのか。
「彼の(投手としての)能力からすれば、可能でしょう。ただ、本塁打王との同時受賞は難しいと思う。投打でフル稼働することになれば、彼の登板間隔は中5~6日となり、中4日でマウンドに上がる他球団のエース級と比べて登板試合数、イニングが限られる。中4日で投げる投手を上回る勝ち星、防御率、奪三振数を残す必要があるだけに非常に難しい。それならまだ、MVPや本塁打王の方が確率は高いと思います」
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