ドジャース大谷、DH専念だからこそ求められる「クレイジーな成績」【米紙番記者が明かす連続MVP選出の条件】

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 ドジャース大谷翔平(29)は昨シーズン中に受けた右肘の手術の影響で、今季は野手に専念する。新天地ではいったいどんな活躍をするのか。大谷が渡米した18年から取材を続ける「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番記者であるジェフ・フレッチャー氏に話を聞いた。(【前編】からつづく)

  ◇  ◇  ◇

 DH限定で出場する今季は投手の負担がない分、攻撃面で多大な貢献が求められる。2度目のア・リーグMVPを受賞した昨季に続いて史上2人目の両リーグMVP選出も注目されているが……。

「今季は登板しないため、守備での貢献度は0なわけですから、WAR(打撃、守備、走塁、投球を総合的に評価して勝利への貢献度を数値化したもの。MVP選考の際に重要視される)の数値が二刀流をこなした昨年までよりも下がるのは仕方がない(守備に就かない選手のWARはマイナス評価になる)。DH限定の選手がMVPを受賞するのは非常に難しいことなんです。MVPに選出されるとすれば、それこそクレイジーな数字が必要になる。具体的には65本塁打して、打率も3割4分を超えるとか……」

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