アーティスティックスイミングは「ルール変更」で勢力図が激変! 全出場国がメダル射程圏内の“怖さ”

公開日: 更新日:

「事前に演技予定表を提出し、審判はそれを基準に演技をチェックします。各技に細かくポイントが振り分けられているので、各国はなるべく見込み得点の高い構成で挑むわけですが……。申請した通りに正しく技が成功すれば加点されるものの、テクニカルコントローラー(審判)から“ココが申請通りに実施できていない”と判断されると、その一連の動作に『ベースマーク』(最低点)が付けられてしまうことも。そうなれば見込み得点から20~30点を失うことになり、一気にメダル圏内から脱落する可能性があります。つまり、“確実に演じられる限界値”を追求した構成を練り、本番ではそれを寸分たがわず実演しなくてはいけません。非常にゲーム性が高くなったのです」

 これにより、いったい何が起こるのか。三井梨紗子氏が言う。

「簡潔に言うと、“どこの国も平等にメダルが狙えるようになった”ということです。従来は前年や同年の成績が五輪の順位に少なからず影響してしまうと感じていました。おそらく全ての競技関係者の共通認識だったはずです。それが一転、今大会からは本番の演技のみで判断されます。これまで絶対的なポジションにいた中国でさえ、ひとつのミスで表彰台に立てない可能性がある。現在の日本の実力そのものは世界で2~4番だとみていますが、ほんのわずかな油断もできません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係