キーワードは「2」…阪神の序盤の鬼門 株主総会を“無風”で凌ぎ安堵
14日に行われた阪急阪神ホールディングスの株主総会が荒れに荒れた。
といっても、例年とは異なり、株主の質問は宝塚歌劇団のキャンダルに集中し、タイガース関連の質問はたった「2」つ。岡田監督の采配に対する注文は「打てないノイジーとミエセスをいつまで使うのか」と、助っ人「2」人の不振に関することのみで、後はマウンド広告への苦言だった。
株主総会が開かれた14日午前の時点で、阪神は首位広島と「2」ゲーム差の「2」位で、貯金も「2」。交流戦は貧打もあって5勝10敗と苦戦しているが、リーグ戦では飛びぬけて強いわけでも弱いわけでもない。
阪急阪神の株主総会はえてして、阪神の負けが込んでいる時ほど荒れる。過去には監督交代を迫る声、コーチ陣への文句、ドラフト戦略への注文などが飛び交い、他の株主が「もうタイガースの質問はやめてくれ」と止めに入ったこともあった。
そうした株主の声は時に監督人事や、補強などのチーム編成に大きな影響を与えてきたが、現状は不満をぶつけるほど負けているわけでもなく、かといって手放しで持ち上げるほど勝ってもいない。