大谷のホームランダービー出場に待った! 本人は乗り気でも渦巻くMLBとドジャースの思惑

公開日: 更新日:

 昨季、アジア人初の本塁打王(44本)を獲得し、メジャーを代表する長距離砲の1人である大谷が出場すれば、球宴前日のイベントが盛り上がるのは確実。派手に打ち合うビッグボールを好む開催地テキサスのファンの喝采を浴びるのは間違いないが、当初は出場を打診するとみられていたMLB内部では慎重論も多いという。

■来季開幕からの二刀流復活を優先させたいMLB

 MLBは大谷が本塁打競争に出場することで一時的な盛り上がりを期待するよりも、来季開幕からの二刀流復活を優先させたい思惑がある。

 超特大の一発に加えて、160キロを超える剛速球が戻れば、ド軍だけでなく他球団の観客動員数やテレビ視聴率、広告収入など、メジャー全体の収益向上を見込めるからだ。

 約半月後に迫った球宴は、本戦も含めたチケットの売れ行きが好調。特に本塁打競争はバックネット裏やボームランボールを入手できる外野の高額席は残りわずかとなっている。集客面で大谷に頼る必要はないのだ。

 スタミナの消耗が激しく、フィジカルへの負担が大きい本塁打競争に駆り出して患部を悪化させたり、後半戦の失速を招くようでは本末転倒。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  4. 4

    優勝の祝儀で5000万円も タニマチに頼る“ごっつぁん体質”

  5. 5

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  1. 6

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  2. 7

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」

  3. 8

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 9

    広末涼子とNHK朝ドラの奇妙な符合…高知がテーマ「あんぱん」「らんまん」放送中に騒動勃発の間の悪さ

  5. 10

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性