大谷絶好調で「1番固定」いよいよ現実味…“適正アリ”でチームにメリットてんこ盛り
2試合連続先頭打者本塁打と10試合連続打点は、いずれも球団史上初の快挙だという。
昨27日のホワイトソックス戦に「1番・DH」で出場、初回に25号本塁打を放った大谷翔平(29=ドジャース)のことだ。
死球による左手骨折で離脱したベッツ(31)に代わって1番を打つようになってからの9試合は計33打数14安打(打率.424)、6本塁打、15打点。「ストライクゾーンに来た球を強くスイングしている。ボールの見極めができていて、地球上で最も危険な打者になっているよ」と、ロバーツ監督もニンマリする。
27日現在、本塁打と打率(.322)はリーグトップ。打点(61)はトップのボーム(フィリーズ)とオスナ(ブレーブス)に3差の同3位。三冠王が射程圏なのはもちろん、1番打者としてチームへの貢献度が高い。
この日はドジャースの4得点全てにからんだように、リードオフマンとしてチームを牽引。ドジャースは9試合を7勝2敗と大幅に勝ち越しているのだ。
ロバーツ監督は23日のエンゼルス戦で「ベッツが戦列に復帰するのは先の話だが、戻れば、どの打順がベストか、考える余地があるね」とコメント。大谷の1番固定を示唆したが、チームとしてここまで機能しているとなると、ベッツ復帰後も大谷を1番で起用するプランはグッと現実味を帯びてくる。