男子バレー石川祐希、髙橋藍の両エースは「いきなり丸裸」にされる…きょう16時、ドイツと激突

公開日: 更新日:

 1972年ミュンヘン大会以来、52年ぶりの頂点を狙う男子バレーボールが日本時間27日午後4時、1次リーグ初戦でドイツと対戦する。決勝トーナメント進出に向け、取りこぼしは許されない。

 主将の石川祐希(28)は「最初が一番大事な試合になるので、自分たちのベストを発揮すること。1試合目に全てをかけていきたい」と意気込んでいたが、ドイツ相手に全精力を傾けると、次戦以降は厳しい戦いを強いられかねない。

 同じ1次リーグC組のライバルであるアルゼンチン戦(31日)、米国戦(8月3日)を前に戦術面の全てをさらけ出すことになるからだ。

 バレーボール界を代表する名将として知られるアルゼンチンのマルセロ・メンデス監督(60)、米国のジョン・スパロー監督(52)とも、卓越した手腕に加えて名分析家でもある。相手の戦術を見抜くことに長けているともっぱらだ。

「世界ランキング2位の日本はただでさえ敵国にマークされている。特にスパロー監督の観察眼は鋭く、セッターがトスを上げる際の足の動きや顔の位置、目線から、アタックを打つ選手を特定してディフェンスに生かしている。東京五輪以降、日本は米国との対戦で石川、髙橋藍らの主力を温存してきた。今回、両国は決勝トーナメント進出がかかる1次リーグ最終戦で当たるだけに、スパロー監督はドイツ戦、アルゼンチン戦での関田らセッターの一挙手一投足はもちろん、特に日本の『両エース』の攻撃パターンをしらみ潰しに分析し、対策を講じてくることは間違いありません」(バレーに詳しいスポーツライター)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇