大腿骨が皮膚を突き破り…スケボー“命懸けの金銀” 14歳吉沢恋&15歳赤間凜音だけじゃない壮絶故障歴
他の代表メンバーの故障歴もえげつない。
女子パークの四十住さくら(22・東京五輪金)は膝の前十字靭帯の部分断裂や脳震盪による緊急搬送を経験。男子パークの永原悠路は右大腿骨解放骨折により、骨が皮膚を突き破って露出する大事故に見舞われた。また、日本にルーツを持つ英国女子パーク代表のスカイ・ブラウン(16・東京五輪銅)は頭蓋骨と手首を骨折、心臓と肺を損傷し、命の危機に瀕した過去を持つ。他にも例を挙げれば枚挙に暇がない。
スケートボードが日本で「スポーツ」として広く認知されるきっかけは、日本人選手が大活躍した東京五輪だろう。日本は男女計4種目で金3個、銀1個、銅1個とメダルを量産。今大会にも出場する堀米雄斗(25・ストリート金)を筆頭に、多くの選手が競技開始からわずか数年で世界のトップ争いに参加していたこと、特に女子は複数の10代前半の選手が表彰台に上ったことが話題を呼んだ。堀米の年収が当時から1億円を軽く超え、ロサンゼルスに約1億円の豪邸を保有していたことなど、その莫大な稼ぎにも注目が集まった。