女子バスケ絶対女王との差は開くばかり…日本初戦でいきなり「東京五輪決勝の再現」で惨敗
【パリ五輪】女子バスケットボール
前回の東京五輪で旋風を巻き起こした日本女子バスケット。決勝まで勝ち上がって五輪6連覇中の米国に食らいつき、最後は75ー90と「15点差」を付けられたが、銀メダルの日本に「絶対女王の米国を慌てさせた」と世界中が賞賛した。
それから3年――。
いきなり東京五輪決勝の再現となった。一次リーグC組の初戦(日本時間30日午前4時開始)で世界ランク1位の米国と同9位の日本との対戦カードが組まれたのだ。
前半戦(第1、2Q)を終えた時点でのスコアは日本の39に対して米国は50で、その差は「11」。しかし、第3Qが始まると米国が攻勢を強め、彼我のレベル差を思い知らされた。
平均身長で11.6センチ上回る米国は、攻めては身長203センチ・体重90キロのCFグリナーを効果的に使い、守ってはリバウンドの大半を奪うなど日本の攻撃を寸断した。
「後半戦となる第3Qの序盤、日本は米国の攻撃をどこまで粘ってしのげるか。これが試合の趨勢を決めるポイントだった。その勝負どころで米国は一気に連続3ゴール奪い、点差を17にしたことで試合の流れを完全に掌握。日本との点差をどんどん広げていった」(スポーツライター)