卓球女子団体 悲願の金まであと2勝 早田ひなの左腕は間に合うか…「昨日より良くなっている」
【パリ五輪】卓球女子団体
左腕を痛めている早田ひな(24)の状態が気になる準々決勝。1回戦に続き第1試合のダブルスで起用され、本来は早田が担うシングルス2点(第2、第4試合)に張本美和(16)、第3試合のシングルスは平野美宇(24)という1回戦と同じオーダーで臨み、タイに3-0のストレート勝ち。この日も早田をシングルス戦に出すことなく、8日の準決勝へ駒を進めた。
早田は前日よりフォアハンドの威力が増し、強烈な「ひなドライブ」や体をねじってのカウンターなど、1回戦では見せなかった強打を放った。ペアを組んだ平野のサーブやコース取りも良く、タイ組を圧倒したものの、不安は残る。
「バックハンドは1回戦より打てるようになり、第3ゲームの終盤にはチキータでのレシーブも見せた。それでも回復具合はおそらく50%ぐらいでしょう。準決勝までは中1日あるので状態はさらに良くなると思うが、次はメダルがかかる大事な一戦。相手はインドかドイツですが、早田をエース起用(シングルス2点)ではなく、三たびダブルスに使うようなら、故障の状態が良くないということになります」(スポーツライター)