阿部巨人の格安優良助っ人“ほぼ残留濃厚”の嬉しい悲鳴…原前監督時代にはなかった異常事態
巨人の優良助っ人たちが、そろって来季も残留しそうだという。
昨4日のヤクルト戦にフォスター・グリフィン(29)が先発。オスナに2ランを浴びるなど6回2失点で4敗目(6勝)となったものの、7三振を奪うなど安定した投球を続けており、阿部監督の信頼は厚い。
来日1年目の昨季は6勝。2年目の今季は、戸郷、菅野、山崎伊と「先発4本柱」を形成している。今や左腕エースの位置付けである。
「勝ちパターンのセットアッパーコンビ」のアルベルト・バルドナード(31)とカイル・ケラー(31)も効いている。
チーム最多の49試合に登板しているバルドナードは7戦連続無失点中。41登板のケラーは3日のヤクルト戦で自己最速となる160キロをマークした。勝負の9月に入り、リリーフ陣の3連投解禁を宣言した阿部監督に、バルドナードが「当然そのつもり」と言えば、ケラーも「準備はできている」と優等生である。さる巨人OBがこう言う。
「グリフィンは昨オフに年俸2億円の2年契約を結んでいますが、今季0勝1敗のヨアンデル・メンデス(29)を除く、支配下の外国人選手全員が来季も残留濃厚。バルドナードは49試合も投げているのに年俸9000万円と安い。今オフは助っ人の年俸をバーンと上げる必要があるが、ほとんど残留なんて原前監督時代にはなかった。これは発掘したフロントの功績で、球団にとっては嬉しい悲鳴でしょう」