DeNAは強力打線を生かすも殺すもベンチ次第

公開日: 更新日:

 セ・リーグは首位巨人から4位DeNAまで4.5ゲーム差にひしめく大混戦だ。2位広島と1ゲーム差の巨人は、10日から1勝4敗2分けと苦手とする敵地マツダスタジアムで直接対決。3位阪神もDeNAを甲子園で迎え撃つ。四つ巴の争いを演じる各チームの泣きどころは──。(DeNA編)

  ◇  ◇  ◇

 リーグトップのチーム打率、本塁打数、総得点の強力打線を武器に3強を猛追する4位のDeNA。首位巨人に4.5ゲーム差と大逆転のハードルは低くはないが、「あの『番長一喝事件』から明らかにチームの雰囲気は好転した」と球団OBがこう続ける。

「先月27日の阪神戦で降板を拒否したリリーフのウィックに対し、三浦監督がマウンド上で『チェンジ!』と鬼の形相で怒鳴りつけた一件です。温厚な三浦監督の感情的な姿にチームが締まって阪神に連勝。上位球団に勝ち越すのは10カードぶりのことでした。あの一喝以降、6勝1敗と効果は大きかったが、ウィックの伏線は2日前に同じ助っ人のケイを勝ち投手の権利目前の五回2死で降板させたことにある。5点のリードがあった場面ですから、ウィックが交代指令にナーバスになった気持ちも理解できる。つまり首脳陣の判断が引き起こした“造反”でもあるわけです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  3. 3

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    西武・鳥越裕介ヘッドコーチ「厳しく指導?僕は基本、怒らないんですよ。ただ…」

  1. 6

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  2. 7

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 8

    兵庫県・斎藤知事パラハラ認定にも無敵の“居座り” 「公務多忙」理由に第三者委報告書にコメントしない厚顔

  4. 9

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  5. 10

    復権狙う自民旧安倍派にトドメ!「10万円商品券」配布問題でチルドレンが石破首相に“助け船”の爆弾証言