西武に迫る「人事のタイムリミット」…すでに断られ続けている次期監督探しは《相当、難航しそう》

公開日: 更新日:

 まだ9月ではなく、もう9月である。

 渡辺監督代行の退任が確実となり、来季の監督人事に揺れている西武。投手部門はともかく、12球団ワーストのチーム打率.211と低迷した打線の再建は急務とされており、球団も次期監督候補に相応の人材をリストアップしているという。

 しかし、ある球団OBは「相当、難航しそうです」と、こう続ける。

「西武OBや外部を問わず、球団は以前から複数の候補に声をかけているそうですが、今のところ、全員に断られたと聞いています。プロで飯を食っていた人間ならば、西武の再建に相当時間がかかるのは誰が見ても明らか。監督を引き受けたところで2年や3年程度では結果を出せるかわからず、自分の経歴に傷をつけるだけに終わる可能性が高い。いわば、火中の栗を拾うようなものですから」

 このまま次期監督が決まらなければ、それこそコーチの人選も手遅れになる。他球団の組閣が進めば優秀な人材はそちらに取られ、評論家もテレビやメディアとの契約が決まれば、西武から誘いがあっても断らざるを得ない。このままだと監督不在、コーチ陣の去就不明のまま秋季キャンプ突入……なんてことになりかねないのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    テレ朝ナスD“経費横領&パワハラ処分”に「見せしめ」の声も…家族団らん投稿の美人料理家妻に同情集まる

  4. 4

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 5

    東原亜希の“黒帯バスローブ密会”乗り越えた「許す力」は佐々木希以上? 経済的自立も目指す強心臓とたくましさ

  1. 6

    料理研究家の森崎友紀 “本業”専念も恋愛は「年も年なので」

  2. 7

    兵庫県パワハラ知事に残った選択肢は「議会解散」のみ…多数派工作で延命図るか?味方は“情報漏洩3人組”のみ

  3. 8

    あす旧統一教会に解散命令か? N国党に急接近の不気味、タダでは転ばない悪あがき

  4. 9

    巨人の“アキレス腱”は絶対的セットアッパーが使えないこと…新助っ人キャベッジで外国人枠「満員」

  5. 10

    佐々木希が「芸能人格付けチェック」で"地雷キャラ"といじられ…夫・渡部建を捨てないもう1つの理由