阪神・岡田監督の続投機運が高まるも…V逸で要請固辞の過去、オーナーは明言せず
「とくにお話しすることはございません」
27日、阪神の杉山健博オーナーは、今季2年契約最終年を迎える岡田彰布監督(66)の来季去就について、明言を避けた。
この日、チームは広島に敗れたため、中日に勝利した巨人の優勝マジックは1に。28日にも巨人の優勝が決まるが、球団周辺では、岡田監督の来季続投の機運が高まっているとの向きもある。
8月は11勝13敗1分けと負け越したことが痛かったが、9月は13勝6敗と巻き返し、巨人と熾烈なV争いを繰り広げた。昨季よりも投手、野手ともに軒並み成績を落とす中、特に最終盤の猛烈な追い上げは、岡田監督の手腕あってこそという声は少なくない。
「9月下旬ですから、球団は来季監督の人選を終えているはず。昨季優勝を果たしたとはいえ、チームは成長途上にある。親会社も岡田監督の手腕を評価していると聞いています。ただ、前任時の2008年は首位を独走しながら、巨人に最大13ゲーム差をひっくり返されてV逸すると、続投要請を断って自らユニホームを脱いだ。監督人事は、岡田監督の決断に拠る部分もあるのではないか」