日本ハム達孝太がプロ初勝利!ドラフト前面談「最長記録1.5h」の理論派はコロナ感染でも夜な夜な練習
「初回から落ち着いて投球することができました。途中は力みすぎていた部分があったので、そこは反省。それでも四、五回はテンポ良く抑えられたので、いい形で終えられたと思います」
2021年ドラフト1位右腕の達孝太(20=天理高)が3日のロッテ戦で今季初登板。一、二、三回と連続で先頭打者に安打を浴びるも、落ち着いて後続を断った。5回76球を投げ、3安打無失点の好投。高卒3年目でプロ初勝利を挙げた。
担当の熊崎誠也スカウトは「良かったですね。達から『一軍に上がります。二軍でやってきたことを一軍で見せてきます』と連絡がありました。律儀な男です。でも心配はしていませんでした。しっかり準備していましたから」とこう続ける。
「ドラフト前に球団幹部と担当の私が、達と面談をしたのですが、うちの幹部を相手に議論が白熱。打てば響くじゃないですけど、達は聞かれたことに答えるだけでなく、質問を返してくるんです。球団の育成面についてとか、トレーニングについてとか。高校時代からメカニックにも明るくて『将来的にはメジャーに行ってサイ・ヤング賞を2度取りたい』と具体的な目標を語っていました。