巨人がマエケン獲得へ!カープ復帰は望み薄《夫人も在京志向できっと巨人》と広島OBも悲観的

公開日: 更新日:

 4年ぶりにリーグ優勝を果たした巨人の2024年シーズンが終わった。

 21日、東京ドームに3位DeNAを迎えたCSファイナルステージ最終戦。巨人は中4日で先発したエース戸郷が2点のリードをもらいながら五回に同点に追いつかれると、2-2の八回から中3日でリリーフ登板した菅野が九回に牧に勝ち越し打を許し、ジ・エンドである。

【写真】この記事の関連写真を見る(15枚)

 就任1年目の阿部慎之助監督(45)は日本シリーズへ進めず、「勝たせてあげられなくて申し訳ない。選手を批判しないで。批判は私が受けます」と唇をかんだ。

 こうなると、オフには嵐が吹く。巨人が本懐を遂げられなかった年は、あくなき補強に走ると相場は決まっているからだ。補強ポイントは「先発投手」である。

 巨人のリーグ優勝の最大の要因は、投手陣の復活だ。チーム防御率は先発、救援ともにリーグ1位。これは2012年以来12年ぶりで、先発陣の勝敗は55勝41敗。貯金14もリーグ最多で、優勝した20年以来となる2ケタ貯金をマークした。

 最も大きかったのは、ベテラン菅野の復活だった。15勝3敗、防御率1.67で、一人で貯金を12も積み上げた。復活を果たしたその元エースが今オフ、海外FA権を行使し、メジャーリーグに挑戦すると表明した。「エース級の先発投手の補強が最重要課題になっています」と、さる球界関係者がこう言う。

「筆頭候補はタイガースの前田健太(36)です。ツインズから移籍1年目の今季は年俸1400万ドル(約21億円)、2年目の25年は1000万ドル(約15億円)の2年総額2400万ドル(約36億円)の契約1年目を終えたところ。契約は1年残っていますが、前田はポストシーズンの登録から外れた。来季に向けて微妙な立場です」

 前田は移籍1年目の今季は29試合の登板で3勝7敗、防御率6.09と低調な成績に終わった。7月には先発の座を剥奪され、中継ぎに配置転換。しかも、大事なポストシーズンに出られず、「個人的には悔しいシーズン。悔しさの方が大きい」と振り返り、すでに帰国している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希「開幕メジャー確約なし」のナゼ…識者は《朗希サイドの非常識な要求》の可能性を指摘

  2. 2

    佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至

  3. 3

    下半身醜聞の西武・源田壮亮“ウラの顔”を球団OBが暴露 《普通に合コンもしていたし、遠征先では…》

  4. 4

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  5. 5

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  1. 6

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 7

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 8

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 9

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  5. 10

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース